Japan Society for Pharmaceutical Education

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第5回日本薬学教育学会大会のお知らせ

第5回日本薬学教育学会大会を下記の通り開催いたします。 会期:2020年9月12日(土)~13日(日) 会場:帝京大学板橋キャンパス 大会長:奥 直人(帝京大学) Webサイト:https://2020.jsphe-hc …

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【重要】2020年度社員総会開催のご案内

2020年度社員総会開催のご案内 一般社団法人 日本薬学教育学会 社員(個人会員、機関会員)各位 2020年度の社員総会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため当初の予定を変更しWeb会議方式を主体といたします。 本来な …

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2019年度日本薬学教育学会 教育研究奨励賞・教育実践奨励賞受賞者

2019年度本学会の教育研究奨励賞及び教育実践奨励賞受賞者は、下記のとおりに決定いたしましたのでお知らせいたします。 (五十音順、敬称略) 【教育研究奨励賞】(2名) 上田 昌宏 (摂南大学薬学部) 「医薬品情報と基礎薬 …

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日本薬学教育学会 理事・監事候補者選挙(投票フォーム)応募が開始しました。

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第5回大会シンポジウム・ワークショップの企画応募期限を延長しました

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第5回日本薬学教育学会大会のお知らせ

第5回日本薬学教育学会大会を下記の通り開催いたします。
会期:2020年9月12日(土)~13日(日)

会場:帝京大学板橋キャンパス
大会長:奥 直人(帝京大学)

Webサイト:https://2020.jsphe-hcom.com/

日本薬学教育学会の法人化と今後の展望

日本薬学教育学会は、薬学関係団体の支援を受けて2016年8月に設立され、薬学教育を対象とした研究活動を活性化させ、科学的基盤としての薬学教育の確立を目指して活動を続けてきました。その後、組織体制、事業内容が整ってきましたので法人化の準備を進め、2018年9月の総会における承認を経て、2018年10月1日に一般社団法人日本薬学教育学会として新たなスタートを切りました。これにより、本学会は法人格を持つ学会として社会的責任を負うことになりました。定款に基づき理事会を組織し、微力ながらも私が理事長を拝命することになりました。2019年2月1日現在の会員動向は、個人会員575名、学生会員41名、機関会員59件、賛助会員10件に至っています。

本学会は、重点事業として学術大会の年次開催と学会誌「薬学教育」の発行を掲げて活動を続けています。これまでに3回の学術大会が開催されましたが、講演要旨集を比較すると明らかなように、企画プログラムは年々充実し、また一般発表(ポスター)も量的、質的にレベルアップし、本学会に対する関係者の熱意が窺えます。参加者は薬系大学教員・事務職員、病院・薬局薬剤師、企業、行政、薬学生など多様であり、熱い討論が繰り広げられています。最近の特徴として、基礎薬学と医療薬学・臨床現場との連携・融合を目指す展開が見られるなど、今後いかなる成果が生まれるか注目されます。

一方、学会誌「薬学教育」は、薬学教育およびその関連領域に関する論文掲載を目的として、刊行形態はJ-STAGE電子ジャーナル公開システムを利用したオンラインジャーナルを基本とし、2017年6月より論文の掲載を開始しました。そして2018年1月には、前年の掲載論文を冊子体にまとめて学会誌「薬学教育」第1巻を刊行し、会員並びに関係機関に配布しています。受理された論文は、総説、原著論文、短報、実践報告などのカテゴリー別に随時J-STAGEで公開されており、投稿論文数は着実に増加しています。また2019年1月の第2巻では第2回大会「教育のアウトカムを測る―大学教育から生涯研鑽へ―」での内容が誌上シンポジウムとして数多く掲載されていますので、是非ご一読下さい。

本学会の特徴は、基礎、臨床などすべての領域の薬学教員、病院・薬局薬剤師など多職種の薬学人が参画していることであります。また、すでに6年制薬学の第7期生までが社会で活躍していること、さらに2015年4月から改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムが実施され、6年制薬学の大きな成果が期待されていること、などが本学会の大きな駆動力となっています。特にアウトカム基盤型教育である「薬剤師として求められる基本的な資質」として10項目が列挙されていますが、これは日本の薬学教育改革の大きな特徴であります。将来、薬剤師の業務がロボットやAIに取って代わられるのではないかという声も一部に囁かれていますが、これからの薬剤師にはここに示された10の資質を身につけることが求められており、これら教育効果の検証や今後の発展・充実には、本学会の役割も大きいと考えます。

ところで、日本医学教育学会は、50年の歴史を有し医学教育改革の中心的役割を果たしてきました。薬学教育改革も、医学教育学会を参考にしながら、ワークショップの開催など種々の取り組みを進めてきた経緯があります。本学会が今後さらに医学教育学会など他の医療系教育学会との連携を進めることによって、多職種連携教育が進展するでしょう。また、海外の薬学教育についても目を向ける必要があります。International Pharmaceutical Federation (FIP), Asian Association of Schools of Pharmacy (AASP)に参加して感じることは、海外の薬学教育の改革が相当な勢いで進んでおり、それが薬剤師業務の進展や臨床研究にも繋がっているということであります。日本の新しい6年制薬学教育も概ね順調に進んでいいますが、海外に向けての情報発信が不足していることは否めません。本学会は法人化を契機として、英文ホームページの開設や学会誌「薬学教育」の英文投稿規定を設け、英文論文の投稿を受け付けていますので、今後海外に向けた情報発信も進めていただきたいと思います。海外の学会参加や論文発表を通した国際交流を進めることによって、グローバル化に対応できる若手人材育成にも繋がるでしょう。同時に、2019年から設置する学会賞「教育研究奨励賞」、「教育実践奨励賞」との相乗効果も期待しています。

日本薬学教育学会並びに学会誌「薬学教育」が、基礎から臨床までの薬学教育のプラットホームとして発展し、社会から真に信頼される薬剤師やファーマシスト・サイエンティストの育成に大きく貢献できることを願っています。会員の皆様方には、一層のご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2019年4月
乾 賢一
一般社団法人日本薬学教育学会理事長
京都薬科大学名誉教授・客員教授/京都大学名誉教授

日本薬学教育学会の設立にあたって(2016年8月)